2024年8月26-27日にハンガリー、デブレツェン大学にて第37回日本語教育連絡会議が開催されました。
■現在このページを管理しているのは、ハンガリー・カーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学で日本語を教えている若井誠二です。
■さてこの「連絡会議」ですが、私の能力ではうまく説明できません(泣)。「リテラシーズ・耳より・情報」(http://kurosio.mine.nu/21web/column01.html)で群馬大学の砂川先生が的確な紹介をされているので、その一部をここに紹介します。
「連絡会議」は,旧東欧およびその周辺地域の日本語教師を中心にした情報交換と勉強会とを目的として,1988年に旧ユーゴスラビアのドゥブロブニク(あの旧ユーゴ崩壊の際の戦禍で破壊され,そして蘇った町)で初めて開催され,それ以来毎年1回,たいていの場合旧東欧地域のどこかで開催されている。
(中略)組織もなく年会費もない。固定した事務局もない。よく学び・よく語り・よく遊び・よく食べかつよく飲むことを楽しみにして集まりたい人が集まる手作りの研究会である。しかし,情報交換のための報告論文集は毎年必ず刊行している。当初からの事情で運営は比較的クローズドであり,「来年のお知らせ」は原則として今年参加した人にしか届かない。それでもどこかから聞きつけて,毎回久しぶりの顔がヨーロッパのどこかに集う。
(中略)会議の中身は,学会ふうの研究発表と機関報告(それぞれの日本語教育機関の陣容やカリキュラムなどについての実状報告や問題提起)が2本の柱になっている。それらの発表と報告は報告論文集として刊行される・・・。
■砂川先生も指摘されているように固定した組織はありませんが、長年会議に参加してきた先生方が毎年開催地に設置される事務局をバックアップしています。
■このページをご覧になる皆様に、少しでも「連絡会議」の魅力が可視化できれば幸いです。(このホームページに書かれている内容で間違いがあった場合、その責任の一切は若井にあります。)